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5月26日 栗の害虫 クスサン

 ここ数年、クスサンの被害を多く聞きます。

クスサンは、蛾です。

幼虫の時、毛虫で栗の葉っぱをバリバリ食べます。

幼齢虫の時、数十匹の集団でやってきて 栗の木を丸坊主にしてしまいます。

 

 花の部分は食べないのですが、葉っぱのなくなった栗の木の実は育たず。

 

 防除の仕方は、冬場 枝分かれしたところ裏側にたまごの塊があるのでそぎ落として焼却処分。

大きく育ったら、1匹1匹捕獲して処分。葉っぱの裏側にいるから 大変です。

 

笠間市ホームページの「クスサン(別名シラガタロウ)に注意しましょう」はこちら

 

 クスサンの幼虫の老齢期は 白い毛がふさふさでエメラルドグリーンの美しい!?大型の毛虫ですが

実は、刺さないし毒もない人畜無害だそうです。すみません。素手で触る勇気はありません。

野蚕の仲間で、幼虫の絹糸腺から釣り糸のテグスを作成できる。さなぎは 食べられる。

 

 有益なところもあるのですが、

 

やっぱり ダメ!

 

 

 

クスサン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(樟蚕/楠蚕、Caligula japonica)はチョウ目・ヤママユガ科のガの一種。身近に生息する大型の蛾であり、幼虫、蛹に別名がある。

 

特徴

成虫は開張100mm以上、褐色の大きな翅をもつ。

 

幼虫はクリ、クヌギ、コナラ、サクラ、ウメ、イチョウ、クスノキなど様々な樹木の葉を食べる。年1回の発生。卵で越冬し、幼虫は4-7月に出現する。幼虫は体長80mmにも及ぶ青白色の大型のケムシで、白色の長毛を生やしているためにシラガタロウと呼ばれる[1]。この長毛は寄生蜂に対する防御の役割があると考えられている。

 

7月前半頃に楕円形の固い網目の繭を作って蛹になり、9月から10月にかけて羽化する。繭は糸を寄り合わせた楕円形のものだが、壁面は網目状に穴が開いているので、スカシダワラ(透かし俵)と呼ばれる。

 

日本全土の他、中国、台湾にも分布する。