2004年栗の履歴


くりの収穫量は2万4,000t、出荷量は1万6,600tで、前年産に比べてそれぞれ600t

(同3%)、900t(同5%)減少した。

 

1) 結果樹面積は2万4,300haで、老木園の廃園があったこと等から前年産に比べて1,000ha(同4%)減少した。

2)10a当たり収量は99kgで、熊本県等で相次ぐ台風の影響により落きゅう(毬)等が多かったものの、

茨城県等で作柄の悪かった前年産を上回ったこと等か、前年産に比べて1%上回った。

3)収穫量の府県別割合をみると、茨城県が全国の27%、熊本県が12%、愛媛県が6%となっており、

この3県で全国の約5割を占めている。

(農林水産省より 平成16年産西洋梨、かき、くりの収穫量及び出荷量 平成17年2月3日公表)

 

当社の意見として

今年は、梅雨も無く夏も暑く 気候が栗にとって良すぎたため 着果過多になり一昨年以上の大豊作が予想されていたが

あまりにも着果過多になり、玉が小さく使い物にならない栗が多かった。また、早生栗は、大豊作でしたが 中生以降はさほどでなく

茨城県の終了としては、やや豊作で終わった。

四国・九州は、度重なる台風で 凶作になった。

また、近年の傾向として 豊作・不作が 交互に来ているので 2005年の作柄特に早生栗が気になるところです。

 

 

2004・9・12

今年の栗は、8月31日の台風とともに始まりました。。

いきなり早生栗の盛りです。

5月以降天候が順調だったため豊作です。

しかし豊作のため着果過多で小粒です。。

森早生・玉造はすでに終わり、丹沢・出雲もほとんど終わりです。

大峰と国見が盛りに入ります。

大峰は、着果過多であまりにも小粒で使い物になりません。

豊作だけど、使い物になる栗が少ない。少し困ってます。

品質的には、ここ3年では一番良いようです。

 

2003・9・19

大峰・国見は ほぼ終わり 筑波や利平が出てきました。

昨年より10日くらい早く出てきてます。

今週は 筑波や利平 が盛りに入るでしょう。

果実は、小さめ。でも 大峰みたいに小粒で使い物にならないてことにならないことを祈ってます。

 

2004・9・26

中生栗も盛りを過ぎました。

今年は、豊作の予想でしたが小粒のため 実質不作の様相です。

石鎚がぼちぼち出てきましたが どうなるやら不安。

 

2004・10・03

石鎚が盛りです。

相変わらず、1週間から早く進んでいます。

この時期は、きちんと栽培している農家と粗放栽培の農家と栗の品質の差が大きく出てきます。

きちんと栽培しているものはかなりいいものです。でもスジムシはいますけど。

 

2004・10・11

石鎚も、ほとんど終わり 最後の栗岸根も盛りを過ぎました。

今年は、最初から最後まで1週間から10日早く終わりました。例年にない早さです。

 

10月17日

栗の収穫は、終わりました。