2015年栗の履歴


(1) 結果樹面積は1万9,800haで、前年産に比べ400ha(2%)減少した。

(2) 10a当たり収量は82kgで、前年産に比べ24kg(23%)下回った。

これは、全国的に日照不足の影響により果実の肥大が抑制されたことに加え、熊本県等において台風第15号による落果があったこと等による。

(3) 収 穫 量 は 1 万 6,300t 、 出 荷 量 は1万1,800tで、前年産に比べそれぞれ5,100t(24%)、4,200t(26%)減少した。

(4) 都道府県別の収穫量割合は、茨城県が29%、愛媛県及び熊本県がそれぞれ8%、岐阜県が5%となっており、この4県で全国の約5割を占めている。

 

(農林水産省より 平成27年産西洋梨、かき、くりの収穫量及び出荷量 平成28年4月5日公表)

 

当社の意見として

 

 茨城県の栗の収穫量は5年連続の不作です。 2015年度収穫量は過去最悪4,690t。受粉がよく、イガは沢山着いたのですが

夏後半から秋いっぱいの、日照不足で 栗の実が肥大せず小粒で未熟な状態でした。早生より中生 さらに晩生と先に行けばいくほど品質が落ちた。

 

 茨城県も過去最悪なですが、全国はもっとひどく 茨城県は不作にもかかわらずシェア2014年度24%から2015年度29%にアップ。

 特に熊本県は 台風15号の影響で昨年比35%というひどさ。

ここ何年か熊本県は、調子よく茨城県に肉薄する勢いだったのですが。

 

 約15年前まで日本の栗収穫量は、3万トンと言われたのですが、1万六千トンまで減ってしまいました。

 

もう昔みたいには、戻れません。