2007年栗の履歴


平成19年産くりの収穫量は2万2,100t、出荷量は1万5,600tで、前年産に比べてそれぞれ1,000t(前年産対比4%)、600t(同4%)減少した。

 

(1) 結果樹面積は2万3,000haで、前年産に比べて300ha(同1%)減少した。

これは、生産者の高齢化に伴う労働力事情による廃園等が進んだためである。

 

(2) 10a当たり収量は96kgで、前年産に比べて3kg(同3%)下回った。

これは、おおむね開花期の天候に恵まれたことから開花数や結きゅう(毬)数が前年に比べて増加したものの、7月下旬以降の高温・少雨の影響で果実の肥大が抑制されたためである。?

 

(3) 都道府県別にみた収穫量割合は、茨城県が24%、熊本県が14%、愛媛県が8%、岐阜県が5%となっており、この4県で全国の約5割を占めている

(農林水産省より 平成19年産西洋梨、かき、くりの収穫量及び出荷量 平成20年5月12日公表)

 

当社の意見として

 

2007年は、受粉期に雨が少なく大豊作で小粒の予想でした。9月6日の台風で様子ががらりと変わり。9月6日までの早生栗は豊作9月6日以降の中生栗は凶作10月からの晩生栗はやや豊作。結果茨城は昨年の大凶作の109%。結果、茨城県の平均収穫量5,743tに対し平成19年度5,350tやや不作になりました。8月は夏らしく品質は上々でした。