岩間の天狗伝説


 

昔、愛宕山が岩間山といわれていたころのことです。

岩間山には数え切れないほど大木が天を覆うように茂っていたのでいつも暗く、キツネ・たぬき・むじな・イノシシなどの獣が山中をさまよい、闇の中ではムササビやコウモリが奇声を上げて飛び回っていました。

 そして、はじめは岩間山には杉山僧正を首領とする5人の天狗が住んでいましたが、だんだんふえて十二天狗になりその後、狢打村の長楽寺から一天狗が加わって十三天狗になりました。

 

この時からふもとの村村では十三のお膳を供えて天狗を拝むようになりました。

これは天狗童子寅吉平田篤胤に語った話です。


このお話のもとになった「仙境異聞」