茨城県内の栗栽培状況
茨城県は県中央部、旧「岩間町」・「千代田町」・「友部町」・「美野里町」を中心とした全国一の栗の産地です。
全国の生産量の約24%6,110トン(平成20年度)を誇ります。
茨城県内栗産地分布図
市町村合併前の市町村で分類しています。
県央部を中心とした産地です。
1. 県内主要な産地は、那珂川以南、筑波山系と霞ヶ浦水系の
間の平坦地に分布し、作業性生産性が優れます。
2.県内土壌は火山灰性土壌(関東ローム層)に覆われ、保水
通気性など物質的性質は良好です。
3.平成15年の茨城県の年平均気温は13.3℃、最高気温は
28.2℃、年間降水量は1439mm.。
雪害・台風被害の影響も少なく温帯性落葉広葉樹林である栗に適した気候となっています。
下記は、市町村合併前の市町村で分類されています。
栗栽培農家数と果樹栽培面積(販売農家)(平成12年) (単位:戸,a)
1,結果樹面積(ha)
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*平成18年4月現在の合併 笠間市(旧 笠間市・友部町・岩間町の合併) かすみがうら市(旧 出島村・霞ヶ浦町・千代田町の合併) 石岡市(旧 石岡市・八郷町の合併) 小美玉市(旧 小川町・美野里町・玉里村の合併) |
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1,収穫量(t)
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旧・岩間町特産物生産状況
平成9年度
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残念ながら、栗の栽培農家も高齢化しつつあり 耕地面積も・栽培農家数も減りつつあります。
収穫量が14年度大豊作の年であるため収穫量だけ伸びた形になっています。
旧・岩間町は農家1368戸の約41.3%が栗を生産しています。
他の主立った町村は20%前後ですので際だっています。
旧・岩間町では栗の木がどこでも見られます。たぶん栗密度は日本一だと思います。
参考*茨城の青果物統計平成16年1月28日発表
*茨城県統計年鑑平成15年度版
*「いばらきの栗ブランド化に向けた調査」 茨城県県北地方総合事務所