2020年栗の履歴


 (1) 結果樹面積は1万 7,400ha で、前年産に比べ 400ha(2%)減少した。

 

 (2) 10a当たり収量は 97kg で、前年産に比べ9kg(10%)上回った。 

これは、茨城県において、果実肥大期の日照不足の影響により小玉傾向となったものの、台風被害により作柄の悪かった前年産を上回ったためである。 

 

 (3) 収穫量は1万6,900t、出荷量は1万3,600 tで、前年産に比べそれぞれ1,200t(8%)、1,100t(9%)増加した。 

 

 (4) 都道府県別の収穫量割合は、茨城県が 22%、熊本県が 14%、愛媛県が9%、岐阜 県が5%となっており、この4県で全国の 5割を占めている。

 

 

(農林水産省より 令和元年産西洋梨、かき、くりの収穫量及び出荷量 令和3年4月8日公表)

 

当社の意見として

  2020年茨城県の気象でのポイント

3月までの高温

4月の低温

7月までの長梅雨

8月の高温少雨

 

 結果

豊作で小粒でした。

 

 高温障害が大発生した。

 

筑波栗(中生栗)前半までの栗で 著しく 小粒・高温障害!早生栗は、大苦戦でした。

2019年は、台風で早生栗は壊滅状態でした。

2020年は、長梅雨と8月の高温少雨で早生栗は大苦戦。

 

2年続けて 早生栗は受難に逢いました。

 

それを救ってくれたのが、晩生の石鎚栗。これも2年続けてです。

 

また、中国クリの血をひいている倉方甘栗・利平栗は 大きく・品質も良かったです。

大陸の血は、8月の高温少雨が あっているのかも!?

茨城県栗収穫量推移
茨城県栗収穫量推移
全国栗収穫量年度別推移
全国栗収穫量年度別推移
主要3県栗収穫量推移
主要3県栗収穫量推移